先輩社員を知る

安全第一、品質第二、
効率第三。

清家 邦彰

2002年入社 / 環境事業部 カレット課 課長

ゴミは生活に密着している。
業務の内容に魅力を感じた。

石坂グループを選んだ理由

母が食にこだわる人で、食や環境に関わるイベントなどに小さい頃から参加していました。
小学生から食や環境について興味がありましたし、進学先として選んだ大学では応用化学の分野を専攻し、学生時代にはリサイクル施設、行政の施設を見学してまわりました。
ゴミは生活に密着したものであることを実際に見て、感じる経験をしたことから、石坂グループの業務に魅力を感じ、入社を決めました。ちょうどエコや地球温暖化といった言葉がメディアに頻繁に出はじめた頃でもあったと思います。
入社後の研修期間は現場作業の毎日で、体を使った仕事でつらいこともありましたが、最終的にリサイクルの現場では人の目や手が重要であることを痛感しました。

質の良い原料を精製するために
プラントの維持管理を徹底。

現在の業務内容について

現在所属している環境事業部のカレット課では、回収したガラスビンを、選別、処理を行い、再利用できる原料(カレット)に精製する業務を行っています。
リサイクルの分野では、ビンからビンに再利用することは難しく、質の良いカレットをつくるためにプラントの維持管理に細心の注意を払っています。プラント内には、金属検知器やマイクロソートと言ってコンピューターでガラス以外のものをはじく装置を導入し、質の向上に努めています。
とはいえ、これまでの経験から、どんなに選別の機械化が進んでいても、最後には人の目と手での確認が重要です。質の良いものを精製するため、維持管理は装置だけでなく、人的な維持管理も必要となります。

仕事の本質が見えた、
熊本地震の経験。

印象的だった仕事

特に印象的だったのは、やはり熊本地震の後の廃棄物の受け入れです。自分たちも被災している中での対応でしたが、とにかく目の前にあるものを、処理していくことしかなかったです。
この地震での経験を乗り越えたことで、会社が一皮むけたような気がします。実際、豪雨被害を受けた岡山の被災地へ、熊本地震の時使った機械と人を一式派遣し、地震の時に積み重ねたノウハウを役立てることができました。
災害ゴミだからといって、何でも受け入れられるものではなく、やはり選別しないと捨てることはできません。滅多に経験できることではないですし、その当時は業務に追われていたこともありますが、熊本地震の経験は、私たちの仕事の本質が見えた経験でもありました。

なぜ、安全第一なのか。
品質と効率を考えて腑に落ちた。

仕事をする上での自分のルール

仕事をする上でルールとしているのは「安全第一、品質第二、効率第三」です。
若い頃は結果を追い求めてがむしゃらになっていたこともありましたが、それがケガにつながることもありました。品質、効率を追い求めるのではなく、「安全」を第一に考え、大事に取り組むことで、おのずと品質と効率は伴うものです。そういった経験を積み重ねてきたことで、安全第一をより一層大事に考えるようになりました。
プラントを運用するうえで、無くてはならない考え方です。プラントに取り入れる機械や装置は、日々進化しています。その進化に伴い安全性は向上するかもしれませんが、進化に合わせた安全を確保するため、行動や取り組みを強化していきたいと考えています。